『びっくりするような成果をもたらす、ちょっとした習慣』
私は完全歩合制の保険営業マンに転職したものの、売上が上がらず、本当に苦しみました。手取り月収は3年目には落ちも落ちたり、1655円にまで落ち込んでしまいました。ところが、短期間で劇的な変化を見せたのです。数カ月後には、手取り月収で2カ月連続して1000万円を突破し、トップセールスの仲間入りを果たしました。保険営業マンとしての第一線から引くまでの実質7年間で稼ぎ出した収入は、4億円近くになりました。「退屈」で「使えねえ奴」だった自分が、本人もびっくりするような成果を実ビジネスの世界で残してこられたのは、一言で言えば「勉強」のお陰です。ただし、サラリーマン時代に狂奔していた「金ぴかのタイトル」を取るための勉強とは根本的に違います。徹頭徹尾“プロの実務家”として結果を出すための勉強なのです。(「まえがき」より)
営業初心者に突き付けられた、過酷過ぎる現実。
私は、貯金通帳を見た瞬間、言葉を失いました...。
こんにちは。大坪勇二です。
私は、この時代に生まれて本当に良かったと思います。
今ほど、「勉強すること」がとてつもなく価値を生む時代はないからです。
ただし、その勉強の仕方は、あなたの頭の中にあるそれとはちょっと違います。
私は、生後4カ月で父親と死別し、母親から女手一つで育ててもらいました。
母一人子一人の2人きりの家族だと、どうしても社会との接点が少なくなってしまうことがあるのでしょうか、他人とどう接していいかわからない時期が長く続きました。
例えば友人との付き合いもそうです。
大勢でいるときはいいのですが、二人きりになると何を話していいかわかりません。
その緊張から逃げるために、とにかく興味のあることないこと喋り続けました。
今でいうと「ウザい奴」ということになるのでしょうね。
運動音痴でスポーツもできませんでしたし、そういうタイプはクラスでの人気者とは程遠い存在です。
「お前は退屈だから隣に座りたくない」とまでクラスメートからはっきり言われたこともあります。
ふつうは楽しいはずの遠足ですが、事前に「好きな子同士」でグループを作るじゃないですか。
そのプロセスは私にとって恐怖以外の何物でもありませんでした。
だって、自分の「クラス内序列」というのが残酷なくらいはっきりしてしまいますからね。
ふつうは楽しいはずの遠足ですが、事前に「好きな子同士」でグループを作るじゃないですか。
そのプロセスは私にとって恐怖以外の何物でもありませんでした。
だって、自分の「クラス内序列」というのが残酷なくらいはっきりしてしまいますからね。
また、勘が悪いというのか、ドン臭いというのか、物事を始めた最初はたいていヘマばかり起こします。
高校時代にコンビニの店員やレストランのウェイターのバイトをしましたが、お釣りを間違う、万引きに注意できない、注文を間違ったり、お皿を引くタイミングが悪かったりしてよくお客様を激怒させ、店長に代りに謝ってもらったものです。
そんなとき年下のバイト仲間(特に女の子!)は容赦ないですよね。
「使えねえ奴」というレッテルを一度貼られたら、もうまともに口もきいてももらえません。
要領よく仕事をこなす、彼ら彼女らが本当にうらやましく思えました。
そんなコンプレックスばかりの学生時代でしたが、勉強は多少出来たので、一浪して、田舎の国立大学に入りました。
その地方では「お山の大将」的なポジションにある大学でしたので、以前感じていたコンプレックスに直面する場面はそれほど経験しなくてすみました。
そのまま地元に就職すればよかったのでしょうが、背伸びをして東京の会社に就職してしまいました。
歴史のある名門企業であるその会社には、東大・京大・早慶上智等の学歴エリートが溢れていました。
例えば、私の同期入社は、出身大学別で言うと、東大出身者が最も多かったほどでした。
世はバブル景気の真っ最中。
週末などには、赤坂プリンスのスイートを借り切ってパーティなどがよく開催されていたものです。
神奈川県の片田舎にある事業所の経理部門に配属されていた私は、そんな華やかさに憧れて週末ごとに電車ではるばる出掛けて行きました。
そんな場を仕切っているのは私と大して年齢も違わない若い学歴エリートサラリーマンたちでした。そんな彼らが本当にまぶしく見えたものです。
相前後して、職場の先輩が、どんどん企業派遣で海外の大学に留学し始めました。
そしてなんといっても、私に直接仕事を教えてくれた職場の1年上の先輩が、企業派遣留学生に選ばれたことが大きいです。
自分のすぐ身近でそういう人が出る、これは私の意識に一撃をくらわせました。
「おめでとうございます!」と先輩に明るく言いながらも、何とも言えない焦りのようなものが気持ちを覆っていたものでした。
一方、私はと言えば、例の「ドン臭さ」が顔を出し、職場の「使えねえ奴」的ポジションにいました。
そんなこんなで、またぞろ環境の中での自分の「序列」というものを意識するようになったのです。
いったいどうしたら、ドン臭い自分が人からそれなりの敬意を払ってもらえるようになれるのか。
当時、大前研一氏や堀紘一氏が現役の経営コンサルタントとして大活躍していました。
注目を集めるベンチャーの旗手として、当時通信会社になる前のソフトバンクの孫正義氏や楽天の三木谷氏がスポットライトを華々しく浴びていました。
彼らはまさに「若いサラリーマンたちの神々」でした。
彼らに共通すること、それは海外留学経験者ということです。
「そうか!留学か!」と私は思いました。
かくして、海外留学に代表される「金ぴかのタイトル」を奪取することこそが、自分のあらゆるコンプレックスを払しょくしてくれ、自信を取り戻してくれる存在になりました。
それからは、「金ぴかのタイトル」が取れそうな自己投資に時間とお金を投入しました。
例えば、TOEIC試験対策等の英語、米国公認会計士などの資格試験、そしてもちろん米国留学のための勉強です。
ですが正直に言うと、これらの勉強はひとつとして継続できたものはなく(中には1度行っただけで2度と通わなかったコースが2つもあります)、何一つ目に見える成果を上げませんでした。つまりは自分の自信のなさに拍車をかける結果に終わっただけでした。
ところで、「金ぴかのタイトル」の頂点、それはMBAに代表される海外有名大学への留学ですよね。
そこで、28歳の時に社内の留学生選抜試験に応募することにしました。
上司の推薦が必要なのですが、拝み倒して推薦してもらったのです。
その上司もスペインに語学留学をした経験を持っていました。
1次試験はペーパーテスト、2次試験は人事部による面接でした。
幸いどちらも合格しました。
ここまでで候補はかなり少数に絞り込まれていました。
最終の3次試験である役員面接で合否が決まります。
上司が私のところに来て小声でささやきました。
「ほんとはな、2次試験まででほとんど選考は終わってるんだよ。3次試験は形式さ。」
だから実質的に合格したも同然だというのです。
「いやいや気を緩めずにいこう」と思いましたが、自分の内側から喜びが込み上げてくるのはどうしようもありません。
で、3次試験の当日です。
もうあと少しで夢にまで見た留学という夢がかなう、そんな思いが頭にカーッと血をのぼらせてしまいました。
張り切り過ぎて、役員の最初の質問に対して脱線気味のピントのずれた答えを返してしまいました。
いかにも切れ者そうな役員がほんのちょっと眉をひそめるのが見えてしまったのです。
「やばい!」
もうすぐそこまでたぐり寄せた成功を失ってしまう、という恐怖が、わずかに残った冷静さを蒸発させてしまいました。
もうその後はメロメロでした。
何を訊かれたかはほとんど覚えていません。
で、案の定、3次試験の不合格通知が後日届きました。
それを申し伝える立場の上司は気の毒なくらい狼狽していました。もうまともに私の顔を見られないのです。
職場の同僚たちも、まさに「腫れ物に触るような」という比喩がぴったりくるほど、ものすごくこちらに気を使ってくれていました。
それらの気遣いはもちろん嬉しかったものの、正直それでますますみじめな気持ちになったこともまた事実です。
ところで、この選抜試験に落ちたことがきっかけで、私の人生は大きく変わりました。
あれほど憧れていた「金ぴかのタイトル」を持つ大企業エリートへの道をすっぱりあきらめる決心がつきました。
その結果、2年後にはその会社を辞め、フルコミッション(完全歩合制)の生命保険会社の営業マンに転職したのです。
それは、営業職員と呼ばれる身分で、保険会社の本社制度社員(内勤と呼ばれます)とははっきりと区別されます。
営業職員はどんなに優秀でも基本的には部長職程度が最高位で、そのまま生命保険会社の経営陣に入ることなどはあり得ません。役員になれるのは、原則として本社制度社員です。
公務員で言えば、私たち営業職員がノンキャリア、本社社員はキャリアというわけです。
ドラマ「踊る大捜査線」の例を引くと、織田裕二演ずる青島刑事はノンキャリア、柳葉敏郎演じる室井警視はキャリアという構図ですね。
ノンキャリアとキャリア。
エリートと非エリート。
なんと数ヶ月の後には、手取り月収で
2ヶ月連続して1000万円を突破し、
トップセールスマンの仲間入りを果たしました。
さて、それでは私のノンキャリア時代はどうだったか。
持ち前のドン臭さが災いして、最初の3年間は本当に売上成績が上がらずに本当に苦しみました。
コンビニのバイト、サラリーマンはいかに「使えねえ奴」であっても一定の給料は出ますが、歩合給の場合は成果がまんま給料に反映します。
当然ながら私の手取り月収は低下の一途をたどり、3年目には落ちも落ちたり、1655円にまで落ち込んでしまいました。夫婦共働きだったとはいえ、十数万円の住宅ローンを抱えている状況では本当に不安でした。
ところが、これが短期間で劇的な変化を見せたのです。
(詳しくは、前著「手取り1655円が1850万円になった営業マンが明かす月収1万倍仕事術」をご参照ください。)
なんと数ヶ月の後には、手取り月収で2ヵ月連続して1000万円を突破し、トップセールスマンの仲間入りを果たしました。
その後、保険営業マンとしての第一線から引くまでの実質7年間で稼ぎ出した収入は4億円近くになりました。
この成功は私をいろんなものから解放してくれました。
今では誰も私のことを「退屈な奴」とは言いません。
それどころか、36万円も払って私のセミナーに来てくれる人が引きも切りません。
また地味に自社配信していたメルマガの登録者数は累計で1万6,000人を超えました。
大勢の心許せる友、同志と言える仲間、そして気持の通じる大勢のお客様と巡り合うことが出来ました、
本当に幸せな仕事と巡り合うことが出来たと思います。
もしもタイムスリップで10数年前に戻ってしまっても私は迷いなく保険会社の「ノンキャリア」営業マンという仕事を選ぶでしょう。
留学選抜試験に落ちて本当によかったと、心から思います。
さて、「退屈」で「使えねえ奴」、そして学歴コンプレックスから脱出しようとしてもがいて果たせなかった自分が、本人もびっくりするような成果を営業など実ビジネスの世界で残してこられたのは、一言で言えば「勉強」のお陰です。
ただしそれは、私がサラリーマン時代に狂奔していた「金ぴかのタイトル」を取るための勉強と根本的に違ったものです。
何が決定的に違うのか。
それは、徹頭徹尾プロの実務家として結果を出すための勉強だということです。
営業で結果を出すために最も大事なこと、それは誤解を恐れずに言えば、どれだけいいお客さんと出会えるか、結局これに尽きます。
どうやって売るか、よりも、誰に売るか、の方がずっと大事なのです。
自分を磨けば磨くほど、自分を取り巻く人間関係は驚くほど変化していきます。
つまり、魅力的な人間には、よりグレードの高い人たちとの出会いが確実に増えていきます。これは何となく感覚的にわかりますよね。
では自分を磨くためには、具体的に何をしたらよいのでしょうか。
最も効率的な自分磨きの方法は「勉強すること」です。
ですがそれは、資格試験に合格するためものや、教養を高めるためのもの、等とは根本的に違うものです。
勉強すればするほど売上が上がる、自分のビジネスが伸びていく。
この構造に気付いてから、サラリーマン時代とは比べ物にならない情熱を勉強に投じるようになりました。
なんせ当時の勉強は、「自分のカタログ性能」を上げて人から高く評価されたいための勉強。今度のそれは、自分の人生そのものをアップグレードするための勉強です。
力の入れ方が違います。
かくして、お客と飲みに行ったりゴルフに行ったりなどの「接待」は一切やめました。夕方になるとさっさと帰宅して本を紐解く毎日で。年間300冊を読破(ちなみに映画は年間100本)。セミナーは海外も含めてせっせと通い、その結果自己投資の累計1500万円以上に達しました。
気が付けば、そんなヘンテコな営業マンになっていました。
さて、私はこの時代に生まれて良かった!と本当に思います。
なぜなら現代は情報が通貨とさえいわれている時代だからです。
あなたが何気なく経験してきたことが、本業に大きく貢献したり、新しいビジネスになったりして、あなたに大きな収入をもたらす可能性があるのです。
情報社会バンザーイ!です。
それだけではありません。
情報社会においては、誰かが編集した「二次情報」よりも、ナマの情報すなわち「一次情報」を豊富に持っている人間が勝つ時代なのです。
すなわち、現場との接点を多く持つ、私たち「非エリート」の時代なのです。
なぜなら「一次情報」は失敗経験を含むほど価値が高くなるからです。
私のようなドン臭い人間の方がむしろ重要情報を握ることになるからです。
いわば「ドン臭人間の逆襲」。
お互い、本当に良い時代に生まれたものですね。
その貴重な「一次情報」ですが、ビジネスとして収益化するには、これを加工して「再現性のあるノウハウ」へと価値を高める必要があります。
ここでも、「勉強」がキーになってくるのです。
本書ではその具体的方法について、事例を交えて分かりやすく語っています。
さて最後に一言。
あなたはすでに宝を持っているのです。
あなたの中の、失敗体験、苦手意識、コンプレックスを、おカネを稼いでくれる「宝」にする方法を本書がお教えします。


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